皆さんこんにちは、HANです!
今回はバイクの盗難保険について徹底的に比較してみたいと思います。
現在僕はZutto Ride Clubの盗難保険に入っており、更新の時期が近づいてきたこともあって

そうだ、初めて加入する人に向けて徹底比較した記事を書こう!
各保険会社の約款やパンフレットなど、かなり細かいところまで読んだ上でこの記事を作りました!
(めちゃくちゃ面倒だったけど笑)
盗難保険に入ったことがなかった人、また保険の乗り換えを考えている人にも参考になると思うので、ぜひ最後までご覧くださいね♪




バイクの盗難保険13社の比較表
バイクの盗難保険を比較する上でかなり項目が多くなってしまったため
- 加入条件別
- 補償・契約関係別
- 盗難時の補償別
ざっくりとこんな感じで分けさせてもらいました。
比較表と照らし合わせて各保険会社の解説をお読みいただくとより理解が深まるような感じにしています。
(比較表はスマホだと小さくなるのでPCで見るのがオススメです!)
加入条件別
各保険会社 | 年齢制限 | 中古車 | 加入できない車両 | 加入のタイミング | その他 |
---|---|---|---|---|---|
Zutto Ride | なし | ○ | 一部あり | 自由 | |
SBI | 25歳以上 | ○ | 125㏄以下 | 自由 | |
レッドバロン | なし | ○ | レッドバロンで購入 | ||
ホンダ | なし | ○ | ホンダドリームでの購入 | ||
ヤマハ | なし | ○ | 一部あり | ヤマハバイクのみ | |
カワサキ | なし | ○ | 一部あり | 登録後2ヶ月以内 | カワサキ正規取扱店での購入 |
スズキ | なし | × | 登録後20日以内 | 新車のみ | |
ドゥカティ | なし | クラブへの加入が必要 | |||
BMW | なし | ○ | 登録後1ヶ月以内 | BMW正規ディーラーでの購入 | |
トライアンフ | なし | ローン契約時のみ | |||
ハーレー | 18歳以上 | ○ | 自由 | ||
チューリッヒ | |||||
日新火災 | 35歳以上 | △ |
年齢は一部の保険を除いて、ほぼ制限なし。
中古車もスズキ以外は全て加入できます。
またメーカー系の盗難保険は正規ディーラーでの購入が条件になっているところが多いです。
補償・契約関係別
各保険会社 | 補償額 | 補償形態 | 自己負担額 | 保険料 | 複数年契約 |
---|---|---|---|---|---|
Zutto Ride | 最大300万円 | 現金 | 5% | プランによる | 可能(1~3年) |
SBI | 購入金額の100% | 現金 | なし | 購入金額の約1.7% | 不可 |
レッドバロン | 販売価格の100% | 現金 | なし | 購入金額の1% | 可能(1・3年) |
ホンダ | 最大350万円 | 再購入資金 | 10% | プランによる | 可能(1~3年) |
ヤマハ | 最大300万円 | 再購入資金 | 10% | プランによる | 不可 |
カワサキ | 最大380万円 | 現金 | 10% | プランによる | 可能(1~3年) |
スズキ | 最大205万円 | 現金 | 10% | 希望小売価格による | |
ドゥカティ | 希望小売価格の90% | 新車購入券を発行 | |||
BMW | 車両本体価格の90% | 代替車両購入費用をサポート | 車両本体価格の2.9% | 可能(1~3年) | |
トライアンフ | 最大200万円 | 現金 | 1万円 | 不可 | |
ハーレー | 購入金額100% | 現金 | なし | 不可 | |
チューリッヒ | 5万円 | ||||
日新火災 | 5万円 |
補償形態の多くは現金ですが、いくつかのメーカーは再購入資金なので注意が必要。
また国内の4メーカーのみ自己負担額が10%と少し高めに設定されています。
保険料はプランによるところが多いですが、安さで言えばSBIやレッドバロンが一番ですね。
盗難時の補償別
各保険会社 | パーツ盗難 | カギ穴いたずら | 盗難による損壊 | 支払いに関して | 特典 |
---|---|---|---|---|---|
Zutto Ride | 最大20万円 | 最大5万円 | 補償あり | 入院お見舞金(3万円) | |
SBI | なし | なし | 全損のみ補償 | ||
レッドバロン | なし | なし | 補償あり | 指定ロックの購入が必要 | |
ホンダ | 最大20万円 | 最大7万円 | なし | パンク修理補償(1万円) レッカー割引 | |
ヤマハ | 最大10万円 | 最大5万円 | なし | ロードサービス付帯 | |
カワサキ | なし | なし | 全損のみ補償 | 3点ロックが条件 | |
スズキ | なし | なし | 全損のみ補償 | 3点ロックが条件 | |
ドゥカティ | なし | なし | なし | ||
BMW | なし | なし | なし | ||
トライアンフ | 最大20万円 | 最大10万円 | なし | 3点ロックが条件 | パンク修理補償(2万円) |
ハーレー | あり | なし | 全損のみ補償 | 車両・水災補償付帯可能 | |
チューリッヒ | |||||
日新火災 | なし | なし | ロードサービスの費用補償 |
パーツ盗難とカギ穴いたずらによる補償は少ない印象。
盗難後に発見されてそれにかかる修理補償は各社でバラバラですね。
(全損の意味合いは保険会社によって異なるので注意!)
また保険料の支払いに関して3点ロック(エンジン・ハンドル・ホイール)を条件としているところがちらほら。
他は明記されていませんでしたが、ここは十分に確認しておいた方が良さそう。
メーカー以外の盗難保険
メーカー以外の盗難保険3社について解説していきます。
Zutto Ride Club
盗難保険の代名詞ともいえるZutto Ride Club。
年齢や新車・中古車を問わず加入できますが、サイドカーやトライク、CBXなどは加入できないのでご注意を!
また個人間売買によるバイクの加入も認められていません。
(販売元が法人であれば加入できます。)
補償額に関しては購入からの経過年数ごとに5%ずつ減額していくシステムになっています。
盗難後に見つかった場合は補償額を上限に修理費を支払うとのこと。
保険料や補償額ではSBIより劣りますが、加入のしやすさやパーツ盗難補償、それから補償額の減額率が緩やかであることを考えると全保険の中で最もスタンダードな盗難保険ともいえます。
メリット | デメリット |
---|---|
加入しやすい パーツ盗難・カギ穴いたずらに対応 盗難時の損壊は条件なしで補償 自己負担額も少なめ | 最大補償額が少し低い 経過年数ごとに5%減額 保険料が少し高い |
SBI「みんなのバイク保険」
紹介した保険の中では最安値の盗難保険。
年齢や排気量の制限が設けられているので、加入するには一定の要件を満たす必要あり。
また中古車も加入できますが、売買契約書と車検証が必要になってきます。
購入金額の100%補償され自己負担額も一切ないですが、パーツ盗難やカギ穴いたずらには対応していません。
また盗難後に見つかった場合、半損であれば補償の対象外になってしまうので注意が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
保険料が一番安い 最大補償額がない 補償額の減額がない 自己負担額がない | 年齢制限がある 排気量の制限がある 盗難時の損壊補償に条件あり |
レッドバロン盗難保険
こちらはレッドバロンで購入した車両を対象とした盗難保険。
年齢や加入車種に制限なく、保険料は購入金額の1%以下とSBIの盗難保険よりも安く設定されています。
しかし別途でレッドバロン指定の盗難防止装置(16,500円)を購入する必要あり。
しかも盗難防止装置に効能期限が設けられており、1年経過すれば買い替えなければなりません。
また盗難防止装置をしていなければ補償の対象外になってしまうので注意したいところ。
メリット | デメリット |
---|---|
購入金額を100%補償 自己負担額がない 保険料が安い(3年契約は0.95%) | 補償額が1年ごとに10%減額(3年契約時) 盗難防止装置の購入・買い替えが必要 |
メーカー系の盗難保険(国内)
メーカー系(国内)の盗難保険について解説していきます。
ホンダドリーム盗難補償
主にホンダドリームで購入した人を対象とした盗難保険。
年齢制限もなく、新車・中古車を問わず加入ができます。
最大補償額が350万円とZutto Ride Clubよりも高めに設定されており、パーツ盗難やカギ穴いたずら補償も付帯しています。
補償額に関しては購入からの経過年数ごとに5%減額していくシステム。
また自己負担額は10%、再購入資金としての補償形態になる点は十分に注意しておきたいところ。
メリット | デメリット |
---|---|
最大補償額が高め パーツ盗難・カギ穴いたずらに対応 パンク修理など特典も豊富 | 経過年数ごとに5%減額 再購入資金なので乗り換え不可 自己負担額が高い 保険料も少し高め |
クラブヤマハモーターサイクル
ヤマハのバイクを対象とした盗難保険。
ホンダドリームの盗難補償とほぼ同じですが、主な違いは最大補償額とパーツ盗難の金額。
最大補償額が300万円、パーツ盗難が10万円とホンダよりも少し安めに設定されています。
とはいえロードサービスが付帯するので、それを加味するとトントンにはなってきそうですね。
メリット | デメリット |
---|---|
パーツ盗難・カギ穴いたずらに対応 ロードサービスが付帯 | 補償額が全体的に低め 経過年数ごとに5%減額 保険料も少し高め |
KAZE盗難補償(カワサキ)
こちらはカワサキ正規取扱店で購入した車両を対象とした盗難保険。
最大補償額が380万円とメーカー系の盗難保険の中では最大額を誇り、保険料もかなり割安です。
しかし一番気を付けておきたいのが自己負担額。
1年目は10%ですが以降10%ずつ減額されていくので、掛け金によってはかなり負担が大きくなります。
また盗難時の損壊補償は自己負担額を差し引いた保険金額となるので注意。
メリット | デメリット |
---|---|
最大補償額が高め 保険料が割安 盗難時の損壊補償あり | 車両登録後、2ヶ月以内に申請が必要 自己負担額が大きくなっていく 保険金支払いの条件が厳しめ |
スズキ「サンスマイル保険」
新車のスズキバイクのみを対象とした盗難保険。
加入するには新車登録から20日以内とかなり短めに設定されています。
最大補償額は205万円となっていますが、実際に補償される額は希望小売価格の85%となっています。
自己負担額は10%と明記されていますが、足しても5%余るので実質15%と負担が大きめ。
なお保険料はカワサキと同様、割安になっています。
メリット | デメリット |
---|---|
正規取扱店で契約する必要がない 盗難時の損壊補償あり | 申請期間が20日と短い 自己負担額が実質15%と大きい 保険金支払いの条件が厳しめ |
メーカー系の盗難保険(外車)
メーカー系(外車)の盗難保険について解説していきます。
ドゥカティプロテクション
ドゥカティを対象とした盗難保険。
加入するには車両本体価格の2.75%をクラブ会費として支払うことが条件とされています。
補償額は希望小売価格の90%、2年目は80%となっており、それ以降の継続更新ができるのかは不明です。
また盗難後30日経っても見つからない場合は、現金ではなく新車購入券を発行とのこと。
(書いている情報が異常に少なかったので不明な点が多い)
BMW盗難補償
BMW正規ディーラーで購入した新車・中古車を対象とした盗難保険。
補償額は車両本体価格の90%、以降は5~10%ずつ減額されていくシステム。
5年が最長で5年目は60%にまで下がります。
盗難後に見つからない場合は代替車両の費用をサポートするクーポン券を発行。
また保険料は車両本体価格の2.9%ですが、別途でクラブ会費を支払う必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
新車・中古車問わず加入できる クーポン券なので別の車両に乗り換え可能 | 補償額が5年で40%減額される 別途でクラブ会費の支払いが必要 パーツ盗難に対応していない |
トライアンフ盗難補償
こちらはローン契約時に付帯する盗難補償プログラム。
最大補償額は200万円となっており、ほとんどのバイクはカバーできるようになっています。
自己負担額はパーツ盗難・カギ穴いたずらのみ1万円必要で、車両盗難時は必要ありません。
またカワサキやスズキと同様、3点ロックをしていることが支払いの条件と明記されているので注意。
特典のパンク修理補償は2万円を上限として支払うとのこと。
メリット | デメリット |
---|---|
自己負担額がない パーツ盗難・カギ穴いたずらに対応 パンク修理補償が付帯 | ローン契約時のみ 一部のバイクは最大補償額を超える 保険金支払いの条件が厳しめ |
ハーレー盗難保険
ハーレーの新車・中古車を対象とした盗難保険。
トライクや三輪車も加入でき、加入のタイミングも自由なので比較的入りやすい盗難保険です。
補償額は購入金額の100%で、何年経っても補償額に変わりはありません。
さらに自己負担額がなく、保険料は購入金額の約1.9%とSBIに次ぐ安さとなっています。
また盗難時の損壊も補償されますが、付属品やタイヤは補償の対象外になってしまうので注意が必要。
メリット | デメリット |
---|---|
加入しやすい 補償額が変わらない 自己負担額がない 保険料が割安(盗難保険のみ加入の場合) | 盗難時の損壊が半損であれば補償の対象外 |
車両保険特約の盗難補償
車両保険特約の盗難補償について解説していきます。
(あくまで特約なので、補償は手厚くないです。)
また保険の重複によっては補償金の支払いができない場合もあるのでご注意ください。
チューリッヒ
こちらはチューリッヒの特約として付帯しているもの。
警察に被害届を出した後、60日以内にバイクを購入すると5万円が補償費として支給されます。
日新火災「おとなのためのバイク保険」
盗難補償付きの自動車保険。
年齢制限があり、一部の中古車は加入できない可能性があるとのこと。
またパーツ盗難や盗難による損壊補償は一切付いていません。
補償額や保険料など不明な点が多いので、検討されている人は問い合わせた方がいいかも。
【まとめ】オススメはZutto Ride Club!
今回はバイクの盗難保険について徹底比較をしてみました。
色々と調査をしている上で個人的にいいなと思った盗難保険は以下の3つ。
オススメの盗難保険
- Zutto Ride Club
- SBI「みんなのバイク保険」
- ハーレー盗難保険
ハーレーの盗難保険はデメリットが少なく、また購入金額を100%賄えることからハーレーを所有している人はこちらの盗難保険がオススメです。
それ以外のバイクはやはりZutto Ride Clubが良いかと。
SBIの盗難保険は一番保険料が安いので、どうしても費用を抑えたい人には向いていますが、パーツ盗難やカギ穴いたずらに対応していないのが難点。
パーツや部品の盗難は年々減りつつありますが、それでも年間1万件以上は発生しているので注意したいところ。
その点Zutto Ride Clubはこれらにも対応し、また年齢や車種に制限が少ないので加入しやすいところも魅力です。
盗難保険に加入しようと検討されている人は、この記事を参考に役立てていただけると非常に嬉しいです!
今回はこの辺りで終わりたいと思います。
それでは👋



