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HAN
25歳のブロガー。ドゥカティSS939乗り。

バイクギアのレビューを中心に、グルメやバイクの維持費を発信していく個人ブログです。

今年81歳になるカメラマンと共にブログを運営中!

【検証】カッパをドライヤーで温めると撥水効果が復活するのは本当なのか?

皆さんこんにちは、はんです!

今回はタイトルにもある通り「カッパをドライヤーで温めると撥水効果が復活するのか」について検証していきたいと思います。

僕が今使っているカッパが3年目で、撥水効果も落ちてきたので、そろそろ買い替え時かな~と考えていたのですが

そういえば、カッパにドライヤー当てたら撥水効果が復活する、みたいなのあったよな~

数年前にテレビで紹介されていた裏技を急にふと思い出してしまいました(笑)

(なんで急に思い出したのか不思議なぐらいです…笑)

これをやってみて撥水効果が復活するのなら、新しく買わなくて済むので、実験的にやってみることにしました。

今回は撥水効果がなくなる原因やドライヤーを当ててどれぐらい撥水効果が持続するのかについて、画像付きで解説していきます。

梅雨の時期にはお役に立つと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

目次

なぜ撥水効果がなくなるのか

撥水効果がなくなるのは、経年劣化によるものがほとんどです。

カッパの表面には目に見えない繊維の毛束のようなものがあります。

買ったばかりの頃は、この毛束が立っている状態なので、水がかかっても弾くように流れ落ちます。

しかし紫外線や摩擦によって、この毛束のパターンがバラバラになることで、撥水効果がなくなっていく…というわけです。

僕も詳しい原理までは分からないのですが、ドライヤーを当てることによって、毛束のパターンが綺麗に揃うみたいです。

今回検証に使うカッパ「AEGIS(イージス)」

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今回検証に使うのはワークマンのオリジナルブランド「AEGIS(イージス)」シリーズ。

項目数値
耐水圧10,000mm
透湿度8,000g/m²/24h
重量上下で590g(Lサイズ)
価格4,900円
参考:WORKMAN

耐水圧は10,000mmもあるので、一応大雨にも耐えられるレベル。

僕は通勤での使用がメインなので、通勤・通学レベルなら十分使えるものだと思います。

(雨の中のツーリングだと、ちょっと心もとないかも・・・)

また価格もリーズナブルなので、手を出しやすいのも嬉しいところですね。

撥水効果が復活するのか検証してみた

ここからは色々な条件を付けて、検証してみた結果をお伝えしていこうと思います。

検証①「何もしない」

当たり前ですが、何もしなければ撥水効果はほぼ0です。

見ていただくと分かると思うのですが、全然水を弾いていないので、染み込んだようになっています。

近くで見るとよく分かるのですが、一面がベターッとなっていますよね。

検証➁「ドライヤーを5分当てる」

次にカッパにドライヤーを5分ほど当ててみます。

あまり至近距離でやると溶ける可能性があるので、程よく離れて温めました。

実際に水をかけてみるとこんな感じに☟

先ほどより撥水しているのが見て分かると思います。

首元・袖・お腹部分は撥水しているのですが、胸のあたりはドライヤーを当てても復活しませんでした。

胸元は一番雨の影響を受けやすい部分なので、元々消耗が激しかったのかもしれませんね。

検証③「ドライヤー5分+防水スプレー」

これ以上ドライヤーを当てても効果がなさそうだなと思ったので、次はドライヤーした後に防水スプレーをかけてみました。

実際にやってみた結果がこちら☟

これは効果ありですね!

完全に流れ落ちることはなかったですが、それでも先ほどと比べると、だいぶ水玉ができるようになりました。

胸のあたりもきちんと撥水されています。

またこのぐらいの撥水力があると、ちょっとはたくだけでほとんどの水が落ちてくれます。

乾かす時間も早くなるので、これは便利だな~と感じました。

検証④「検証③+ジェット噴射」

今度は検証③に加えて、一度にかける水の量を多くしてみました。

検証①~③までは弱いシャワーみたいな感じでかけていたのですが、今回は強力なジェット噴射で試してみました。

結果はこちら☟

これはダメですね😅

水をかけてすぐは大丈夫でしたが、数十秒経つと、全く撥水効果はありませんでした。

生地の表面もベタベタに濡れています…

小手先のテクニックでは、一度に大量の水を受けることは無理だったようです。

それぞれの検証を比較してみると…

今回は4つの条件で検証してみました。

それぞれの検証結果を比較してみたいと思います。

スクロールできます
検証①
「何もしない」
検証➁
「ドライヤー5分」
検証③
「ドライヤー5分+防水スプレー」
検証④
「検証③+ジェット噴射」

これを見る限り、ドライヤーだけでも一応効果が出ているのは分かると思います。

ただし経年劣化による消耗が激しい部分は、ドライヤーを当てても復活しなかったので、そこは防水スプレーでカバーするしかなさそうです。

またこうした裏技は「大雨には対応できなさそう」とも感じました。

そもそも消耗しきっているカッパに、いくら手を施しても限界があるのだと思いました。

撥水効果はどれぐらい持つのか

一定の効果はあることが分かったものの

じゃあその撥水力はいつまで持続するの??

ここが肝心なところですよね。

結果からお伝えすると「1日持つかどうか微妙」という感じでした。

カッパを着た日がちょうど終日雨で、行き帰りの通勤時に使ったのですが、帰りはあんまり撥水しているような感じはありませんでした。

(ドライヤーと防水スプレーは前日に施しています)

特に胸元は何もしていないときと同じぐらい撥水力がなくなっていて、ベタベタでした。

ドライヤーを当てたり、防水スプレーをしても、時間が経つと効果が薄れてくるのかもしれないですね。

【まとめ】完璧には撥水できないが効果あり!

今回はカッパの撥水効果を復活させる検証についての記事でした。

検証から分かったことは

検証結果
  • ドライヤーだけでも効果はある
  • 防水スプレーをすることでより撥水効果が増す
  • ただし防水加工をしても大雨には対応できない

このあたりかな~と思います。

検証をしてみて、何もしないよりかは効果が出ているのは間違いありませんでした。

しかし時間の経過とともに効果が薄れている可能性があるので、持続時間は短いと思います。

またいくら防水加工をしたとしても、大雨の中を走れば確実に撥水効果が失われてしまいます。

使うとしたら小雨やしとしと雨ぐらいしかなさそうですね。

実験しておいてこんなことを言ってしまったら元も子もないのですが、雨の前日に毎回ドライヤーと防水スプレーをするのはやってられないと感じました(笑)

素直に新しいカッパやレインコートを買った方がイイと思いましたね😅

カッパを買ってからまだ数ヶ月程度であれば効果はありそうなので、「ちょっと撥水効果が落ちてきたかな?」と感じた人はぜひ試してみてくださいね♪

今回はこの辺りで終わりたいと思います。

それでは👋

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