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HAN
25歳のブロガー。ドゥカティSS939乗り。

バイクギアのレビューを中心に、グルメやバイクの維持費を発信していく個人ブログです。

今年81歳になるカメラマンと共にブログを運営中!

【最高峰モデル】 ダイネーゼの革ジャンRACING3をツーリングで使ってみた!

皆さん、こんにちは!

今回はダイネーゼの革ジャン、RACING3(レーシング3)をツーリングで使ってみた感想を中心にお話していこうと思います。

RACING3と言えばレザージャケットの中ではメジャーかつ高機能な印象を受けるモデル。

残念ながらRACING3は廃盤となってしまいましたが、次のRACING4が出ている模様です。

RACING4も3とは機能に大差ないので、検討中の方はご参考にして頂けると嬉しいです。

目次

RACING3を購入するに至った経緯

元々こういったスポーツタイプの革ジャンは好きではなく、クラシック系の革ジャンが好みでした。

なのでバイクもハーレーなどのアメリカン系のバイクに似合う服装をしていました。

しかしバイク仲間から

イタリアバイクにはやっぱりダイネーゼっしょ!

そんな声を聞くうちにだんだんとダイネーゼの革ジャンが「カッコいい!」と思うようになりました(笑)

それで今回購入するに至りました。

RACING3を購入したのはアップガレージ

実はこのRACING3はダイネーゼのストアで購入したものではありません。

購入したのは車やバイク用品を扱っているアップガレージ。

意外と穴場でして、売買ともに割と良心的な価格なのでおすすめです!

このRACING3も新品同様なのに、半額ほどの値段で買えたのには驚きでした!

(ちなみに偽物とかではありません笑。)

各部機能の解説

ここからはRACING3の各部について解説していきたいと思います。

レザーは上質なtutuカウハイド

ダイネーゼの公式ストアブログにも掲載されていますが、耐摩耗・耐引裂き・耐牽引のすべてを満たしたレザーです。

一応、撥水と撥油性を備えているみたいです。

ダイネーゼが取り扱っているレザーの中ではツーリング向けで、多くのモデルで使用されています。

安全性を考慮したプロテクターポケット

肩・肘にはもちろん、胸部と背部にもプロテクターが入るポケットが付いています。

胸部・背部にプロテクターが付けられないジャケットもあるので、ここは嬉しいポイントです。

また胸部と背部プロテクターは使い回しができるので、夏はメッシュジャケットへ回しています。

ツーリングには十分過ぎるショルダースライダー

さすがダイネーゼ!というところでしょうか。

肩のメタルプレートには誰が見ても目を引くものがあります。

安全性を考えてのことでしょうけど、ツーリングにはあまり必要ないのかも・・・

でもサーキットの走行会であれば十分に役立ってくれそう!

通気性を良くするベンチレーション機能

胸部と脇腹の後ろにファスナーが付いています。

こちらを開けることで、風通しを良くすることができます。

温度調整の難しい季節にはありがたい機能ですね。

さりげないところにイタリアバッジ

「なんでこんなところに?」と思ってしまいますが、またそのさりげなさが良かったりもします。

さすが芸術大国イタリアのセンスには惚れ惚れしてしまいますね(笑)

その独特のセンスがうらやましい限りです。

パンツと連結できるファスナー

ダイネーゼのレザージャケットのほとんどが、パンツと連結できるようにファスナーが付いています。

「連結したところで変わらないだろう」と思っていたのですが、そんなことはなかったです!

乗り味が飛躍的に向上することに気づき、それらのことは以下の記事で紹介しています。

良かったら一度見てくださいね!

RACING3のここがいい!

ここからはRACING3を半年間使ってみて、個人的に良かったと思えるポイントをご紹介していきます。

見た目のカッコよさは群を抜いている

一番はやはり見た目がカッコいい点ですね。

デザインもかなり洗練されていますし、何より完成度が高いなと思うジャケットです。

シンプルな色使いやDAINESEのレタリングなどすべてにおいて唯一無二という言葉が相応しいと思います。

これを着ればどんなライダーでもサマになるところは「すごい!」の一言です。

着心地が抜群に良い

普通のファブリックジャケットとは明らかに違いますし、走りに重きを置いているなと感じます。

動きにくさは特になく、ノンストレスで走ることができるので、峠道を中心としたツーリングと相性が良さげです。

牛革なので硬いイメージもありますが、身体に馴染んでくると、より使いやすくなります。

また革にも多少の伸縮性があるので、ダイネーゼの保革キットをキットを使うことで着心地が倍増します!

高速道路で真価を発揮する

サーキットでの走行を想定して作られているだけあって、高速道路(高速走行)では真価を発揮します。

他のジャケットとは比べ物にならないぐらい風の抵抗を受けにくかったです。

ある程度のスピードに達すると風圧の影響でジャケットがへこんだり、バタついたりすることが良くあります。

しかしこのRACING3は多少の向かい風でもヘッチャラ!

ロングツーリングの疲労軽減にも一役買っているような印象でした。

RACING3のここはちょっと・・・

次にRACING3の微妙なところやデメリットをご紹介します。

重い!重すぎる!!

基本的にレザージャケットは重みのあるものが多いですが、これはアホみたいに重い。

体重計に乗って測ってみましたが、全部位にプロテクターを付けた状態だと約3㎏の重さになります。

バイクに乗っているときはさほど重さは感じないのですが、降りるとずっしりとした感じがあります。

バイクに跨っていないとしんどい

先ほどの重さの問題に加えて、前傾姿勢を強いられるので立ったままの状態ではしんどくなってきます。

ツナギやレザースーツほど前傾を強いられるわけではないですが、体感的に10分も立ちっぱなしだと座りたくなってきます。

ツーリング先での散策がメインの方にはおすすめできないですね。

(それに街中をこの格好で歩くとかなり浮きます笑。)

ショルダーとヘルメットが干渉する

写真のように後ろを向くと、ヘルメットの顎部分とショルダーが干渉してしまいます。

車線変更の際にこのような動作をすることが多く、高確率で干渉してしまうのでちょっと気になりました。

またインカムの種類・取付位置によっては、それも干渉してしまう恐れがあるので注意が必要です。

ポケットが小さい

ポケットが浅いので手の甲全部は入らなかったです…

ポケットの間口が狭いので、何か物を取り出す際には少し苦労します。

小銭や通行券を入れるぐらいの感じですね。

ポケット自体もそんなに深くないので、おまけ程度に付いているような感じでした。

冬場は寒すぎて使えない

袖と脇腹がファブリック素材なので、めちゃくちゃ風が入ってきます

レザージャケットは暖かいイメージがあるかもしれませんが、あくまで防風のみで防寒機能は全くありません。

昨年末から今年初めにかけて何とか乗り切りましたが、10℃を下回る日は寒すぎて下道でも厳しい印象でした。

またインナーを着用して走りましたが、キチキチになるので動きにくいといった問題もありました。

なのでやはり冬場はナイロン系の中綿が付いたジャケットに限りますね。

雨に濡れると手入れが面倒

レザージャケットは雨に弱く、濡れたまま放っておくとカビの発生や異臭につながります。

なので汚れをきちんと落として乾燥させ、そこからオイルを塗りこんで保湿しなければなりません。

そうした手入れが好きな方は問題ないですが、手間だと感じてしまう方には、レザージャケット自体おすすめできません。

まとめ~ロングツーリングには最適な革ジャン~

ということで今回はダイネーゼの革ジャン「RACING3」をツーリングで使ってみた感想についてでした。

意外にもデメリットの方が多く、実用性があまりないというのが正直な感想です。

しかも天候に左右され、着れる季節も限られているので、買うのがもったいないと感じている方も多いと思います。

しかしそんなデメリットを上回るぐらいのメリットがあるのも事実です。

特に「着心地の良さ」「高速道路での使用感」については効果を実感しやすい部分ではないかと思います。

なのでロングツーリングがメインの方にはおすすめできるかな?という感じです。

(普段使いができないので、あくまで「かな?」という表現です。)

何はともあれ「ジャケット良ければライダーも3割増し」なんて言葉はありませんが、見た目のカッコよさで選んでもいいんじゃないでしょうか(笑)

今回はこの辺りで終わりたいと思います。

それでは👋

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