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HAN
25歳のブロガー。ドゥカティSS939乗り。

バイクギアのレビューを中心に、グルメやバイクの維持費を発信していく個人ブログです。

今年81歳になるカメラマンと共にブログを運営中!

ミラーシールドは掃除すると剥がれる?虫や雨跡を綺麗にするお手入れ方法を解説!

皆さん、こんにちは!

今回はヘルメットのミラーシールドの掃除方法について解説していきたいと思います。

ミラーシールドは遮光性もあり、見た目もカッコよくなるので持っておきたいアイテムの1つですよね。

そんなミラーシールドも1度はこうした話を聞いたことがあるのではないでしょうか??

ミラーシールドってお手入れすると剥がれてくるんだよなぁ~

ツーリングに行くときは高揚した気分なのですが、帰るころには虫の死骸がびっしり付いている…!

めちゃくちゃ気分が萎えてしまいますよね。

しかもミラーシールドの掃除の情報って書いていないことが多く、どうすればいいのだろう…と悩んでいる人もいるのではないかと思います。

そこで今回はミラーシールドの掃除方法だけではなくて、ミラーシールドに使われている技術的なところも踏まえてお話させて頂きます。

本記事の内容
  • 何をするとミラーシールドが剥がれるのかが分かる
  • ミラーシールドに虫や雨が付いたときの対処が分かる
  • どういったミラーシールドを購入すればいいかが分かる

このような内容でお送りしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

目次

ミラーシールドに使っている真空蒸着の技術について

まず初めにミラーシールドに使われている技術的なところからお話させて頂きます。

ほとんどのミラーシールドには真空蒸着といった特殊な技術を使って作られています。

(ここから以下の話は、真空蒸着の会社で長年勤めていた父親の話を参考に書いております)

基本的にはミラーシールドの元となるフィルムを作っておいて、後からシールドにプレス機で張り付けるという作業が一般的です。

ミラーシールドのフィルムの構造は以下の画像で解説しますね。

ミラーシールドの外側に当たる部分はポリエチレンという素材でできています。

このポリエチレンは数ミクロンとかなり極薄で、しかも手でも千切れない(伸びる)ぐらいです。

ポリエチレンとシールドの間にミラー(アルミを溶かしたもの)が入っている状態です。

なので鋭利なもので引っ掻いたり強い摩擦がない限り、ミラー部分が剥がれるというのは構造的にあり得ないと思われます。

ミラーシールドが剥がれるのは単純に技術不足

じゃあなぜミラーシールドは剥がれやすいと言われているのかというと、単純に技術不足だと思います。

一部のメーカーで見かけたのですが、シールド部分に直接施している製品があり、これが剥がれやすいといわれている所以なのだと思います。

先ほどのように一番外側にポリエチレンがない状態なので、虫や雨、摩擦に対してとても弱い状態になっているということです。

ショッピングサイトなどでレビューを見ていると、純正シールドが剥がれるというレビューが少ない一方、社外品シールドは剥がれてしまったというレビューを多く見かけます。

事実、私のシールドも純正品を半年ほど使い、雨天走行も虫の付着とどちらも経験しましたが、綺麗な状態を保っています。

ミラーシールドは「スーパーアドシスI」

どうやって作っているのかはメーカーに直接聞くしかないのですが、価格が安いというのはそれだけ手間暇がかかっていないということを意味するのだと思います。

ミラーシールドに虫が付いたときは「呼気」で対応

ここからはミラーシールドに虫が付いたときの対処法について解説していきたいと思います。

使うシールドは先ほどもご紹介した「スーパーアドシス I(アイ)」

(汚くてすみません、お許しを笑)

ご覧の通り、虫の体液や細かいホコリが至るところに付いています。

これを取り除くアイテムはクリーニングクロスのみです。

あとは全て「呼気」を使ってお手入れをやっていきます。(なぜ水洗いをしないのかは次項で解説します)

まずはシールドに呼気を吹き付けます。

シールドが白く曇ったところでクリーニングクロスで拭いて落としていきます。

カピカピになっていて固くなっていますが、呼気で水分を含ませて汚れ自体を柔らかくします。

ご覧の通り綺麗になりました!!

ここで気を付けて頂きたいのが「1回で汚れを落とそうとしない」ことです。

早く汚れを落としたい気持ちは分かりますが、そうすると当然力が入ってしまうので、ミラーシールドの表面部分を傷めてしまいます。

なので何回かに分けて汚れを落としていくのが賢明です。

雨天走行後はすぐに拭かず、一度乾かす

雨に降られた後は、シールドをすぐに拭きたくなりますが、拭かない方がいいです。

理由は摩擦に弱いからです。

水分を取り除こうとすると、どうしても何往復かして、拭かないといけないですよね。

さらに普通のタオルで拭くと、ミラーシールドの表面も傷めやすく、水垢にもなりやすいです。

なので「拭く部分を極力減らすために、まずは乾かす!」ことがとても重要です。

分かりにくいと思いますが、雨跡が付いています

雨の跡や水垢を落とすときも先ほどと同じ要領で、「呼気」を吹き付けます。

その後にクリーニングクロスで拭くと

ミラーシールドが一切剥がれることなく、綺麗にすることができます!

まとめ~掃除(お手入れ)の基本は「呼気」を使うこと!~

今回はミラーシールドの掃除方法についてのご紹介でした。

何となく調べて知っている人も、真空蒸着など技術的なところは知らない人も多かったのではないでしょうか??

私自身も父親に聞いて初めて知ることが多く、参考になるお話ばかりでした。

ミラーシールドは剥がれやすいという噂は、作り手の技術的な問題によるものだと思います。

私の印象としては純正品ほど質が良く、社外品ほどあまり良くない…と感じでした。

またミラーシールドのお手入れ方法としては、「呼気」を使って汚れを落とすところがポイントです。

余計に掃除する部分を減らすためにも、水洗いなどは避けた方が良さそうです。

今回のまとめ
  • ミラーシールドをお手入れする際は強く擦らない
  • 虫が付着した際は呼気でゆっくり丁寧に落としていく
  • 雨天走行後は乾かしてからお手入れをする
  • ミラーシールドを買うなら純正品の方がいい(かも)

今回はこの辺りで終わりたいと思います。

それでは👋

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