皆さんこんにちは、HANです!
今回はクシタニのK3587バックパックについてのレビュー記事を書いていきたいと思います。
今までクシタニのウエストバッグやレッグバッグを使っていたのですが

あー、なんかバックパックも
カッコいいな~
と思うようになりました。
SS系のバイクにバックパックは合わないような気がしていたので、これまで買いませんでした。
が、「案外そうでもないかも…」と最近は思い始め、結局買うことにしました(笑)
実際に使ってみると、確かに高評価なところはたくさんありましたが、「これはちょっと…」という部分もありました。
人によっては「使いにくい!」との感想も出てくるかもしれません。
なので今回は色々な人が述べている高評価なところも抑えつつ、微妙だったところもしっかりと書いていきたいと思います。
購入を検討されている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
クシタニ K3587バックパックについて


素材 | 1,680Dコーデュラナイロン ナイロン ポリエステルメッシュ 人工皮革 |
サイズ | H500×250×200(17L) |
付属品 | レインカバー |
以下で詳しく解説していきます。
素材はコーデュラナイロンを使用


クシタニの良いところは、コーデュラナイロンを使っているところ。
コーデュラナイロンはアウトドア用品によく使われていて、しかもめちゃくちゃ強度があります。
強度がある分、型崩れもしにくいのでとてもおすすめです。
ちなみにクシタニのツーリングバッグのほとんどがコーデュラナイロンで作られています。
止水ファスナーなど防水機能も完備


クシタニのバックパックには止水ファスナーも付いています。
これによってファスナーからの雨の侵入を防ぐことができます。
また生地自体もPVCコーティングされているので、一応防水にはなっているみたいです。
多少の雨なら問題ない…といったところでしょうね。
ポケットも豊富にある




ポケットは全部で5か所。
フラップ部分に2か所、サイド部分に3か所、中に1つといった感じです。
クシタニのバッグはポケット数が少ないものがほとんどですが、このバックパックは多め。
荷物をきちんと仕分けたい人にはオススメだと思います。
身体に密着しない構造


これがクシタニのバックパックの目玉機能といわれる部分。
背中が密着しないようにできています。
バッグの背面にワイヤーで固定されていて、ハンモックのような構造になっています。
「蒸れない」とのウワサですが、実際に使ってみた感想はのちほど書いていきます。
厚みのあるメッシュ(肩ベルト)


肩ベルトには厚みのあるメッシュが使われているので、「食い込んで痛くなる…」こともなさそうです。
また腰回りのメッシュも分厚くできているので、疲労軽減に役立ちそうな感じです。
ちなみにメッシュジャケットと併用すると、擦れてお互いのメッシュがボロボロになってしまいます。
僕も過去に2回ほどやってしまっているので、ここは注意が必要です。
ずれないように胸部ベルトも装備


バックパックが動いてしまわないように、胸部で固定できるようになっています。
胸部とお腹、上下2か所付いています。
また上のベルトのみスライドできるので、自分の好みの位置に持ってくることもできます。
入る荷物量はこんなもの


入る荷物量はだいたいこんな感じですね。
スマホ、財布、その他諸々を突っ込んでも、まだ余裕があります。
比較をしてみるとこんな感じ。
17Lと容量があるので、めちゃくちゃ入るのが分かると思います。
これなら1泊2日のツーリングとかでも行けそうですね✨
クシタニ K3587バックパックの良いところ
クシタニのバックパックを実際に使ってみて良かったと思うところを書いていきます。
背中が蒸れずに快適
背中が蒸れないというのは本当で、走っているときは快適な時間を過ごすことができました。
汗をかいても、数分走ると、服が自然に乾いてサラサラの状態を保つことができていました。
下道よりも高速道路の方が速度が出るので、より実感しやすいです。
気温35℃とかでも全然蒸れている感じがしなかったので、恩恵を感じられる1番のポイントでした。
(補足ですが、停まっているときは風が通らないので、ちょっと暑かったです💦)
見た目・質感がとても良い
コーデュラナイロンを使っているので、見た目や質感に高級感があってとても良いです。
また手触りも非常に良く、少々のことでは破れそうにない頑丈感も伝わってきます。
ちなみにバイク用のバッグの中で、コーデュラナイロンを使っているのは、恐らくクシタニだけだと思います。
他のツーリングバッグとは質感がまるで違うので、素材にもこだわりたい人にはオススメだと感じました。
ライディングの邪魔にならない
胸部ベルトが2か所付いているおかげで、バッグが左右にずれることがなかったです。
右左折のたびにずれる…というのはよくある話ですが、これは特に気になる点がありませんでした。
胸部ベルトは締め付け具合も調整できるので、きっちり締めておけば攻めた走りもできそうです。
バッグの底が付かないのでずり上がりがない


バッグの底は平面ではなく、斜めにカットされているので、シートに触れることがないです。
バックパックだけずり上がって、邪魔になったり違和感を感じることもありませんでした。
また元から底が付かないようになっているので、降りてからバッグの位置を調整する必要もないです。
バイクを降りてからのシルエットも綺麗に保つことができるので、よく考えられているところだと感じました。
バイクから降りても違和感のないデザイン
バイク用のバッグの中では、ロゴの主張もなく色も控えめな方です。
僕のはブラックアウト仕様ですが、通常版でも少し赤いラインが入っているだけなので、そこまで目立つことはないです。
「バイクを降りてから浮くのが嫌!」という人にも、オススメできると思いました。
クシタニ K3587バックパックの気になったところ
次にクシタニバックパックを使ってみて気になったと思うところを書いていきます。
中身は底上げしないと使いにくい




めちゃくちゃ使いにくいと感じたのが「底にあるものが取りにくい」というところ。
背中側が湾曲しているので、バッグの中間部分がものすごく狭いです。
そのせいで底に十分な光が届かず、場合によっては手探りで探す必要もありました。
荷物が少なければ問題ないですが、詰め込んでいる場合は、目当てのものを探すのに苦労しそうな感じです。
なので、僕は底にカッパを入れて、それ以上下に行かないようにしています。
バッグが自立しないのでイライラする(かも)


このバックパックの底は斜めにカットされているので、自立しません。
地面に置いて荷物を整理したいと思っても、すぐに倒れるので結構イライラしました(笑)
なので地面に置くときは「何かにもたれさせて」から物の取り出しをやった方が良さそうですね。
バックパックにしては容量が少ない


このバックパック自体が特殊な形をしているので、17Lあっても、容量があるようにはあまり感じられませんでした。
入れるものによっては全然入らないということもあり得ると思います。
例えばノートパソコンを入れる場合。
ノートパソコン1つでかなりのスペースを使ってしまうので、他に大きなものを詰めることはできなさそうです。
カメラやパソコンなどの機材を持ち運ぶには少し不向きだと思いました。
ドローコードが少し硬い


開口部には厚みのあるナイロン素材が使われていて、その部分のドローコードが少し硬めです。
開けるときはすんなりと開くのですが、閉めるときは片手では締まりきらないです。
また最後まで閉めたとしても、完全には締まりきらない状態です。
(物が飛び出して落ちるほどではないです。)
なのでもう少し薄いナイロン素材の方がスムーズに開閉できるのにな~と感じました。
僕はこうして使っています【キャップ】


キャップは中に入れない派なので、外付けで対応しています。
バックルのところに引っ掛けていたのですが、開ける度に落ちるので、やめました。
グローブレストのところにカラビナを付けて、そこにキャップを引っ掛けています。
風の影響を受けることも少ないので、割とおすすめの方法ですよ!
汚れたときの対処法


リアフェンダーの短いバイクだと、泥はねでバッグが汚れる場合があると思います。
そういうときは、いつもこれで拭いています。
水を含ませたティッシュやキッチンペーパーでも代用できると思います。
コツはトントンと叩いて汚れを吸い取る感じです。
それから軽く擦れば、綺麗に汚れが取れるので、汚れたときはぜひ試してみてくださいね♪
【まとめ】夏場のツーリングに最適なバックパック!
今回はクシタニのK3587バックパックについてのレビュー記事でした。
総合的な評価としては
夏場に最適でバイク乗りに特化した
バックパック
といった感じでした。
使ってみて良かったところでも述べたように
- 背中が蒸れずに快適
- 見た目・質感がとても良い
- ライディングの邪魔にならない
この3点は特にオススメできるポイントでもあります。
その中でも1つ目の「背中が蒸れずに快適」という点は、画期的なアイデアで「さすがクシタニ!」と言いたくなるぐらい優れた機能でした。
またバイク乗りに特化したとはいえ、デザインや色使いもシンプルなので、普段使いもできそうなバックパックです。
一部、気になったところもありますが、すべては「背中の蒸れを解消するため」のものなので、これは仕方ないですね。
クシタニ製品はどれも質が高く、一度触ってみると「作り込まれている感」を実感することができると思います。
このバックパックも例外ではないので、購入を検討されている人はぜひ参考にしてみてくださいね♪
今回はこの辺りで終わりたいと思います。
それでは👋