皆さんこんにちは、HANです!
バイク用品の海外通販といえばFC-MOTO、Motostorm、Motardinnが有名どころですよね。
僕はあまり通販を利用しないのですが、欲しい商品が日本になかったので、今回FC-MOTOを使ってみることにしました。

海外通販って住所英語で書かないといけないよな~
違うものが届いたりしたら返品の手間とか面倒だし、なんだかなぁ…
使う前は色々な心配と不安がありましたが、実際に手元に届いてからは「もう一度利用したい!」と思うほど。
少し手間と時間はかかるものの、価格だけみれば断然こちらの方がお得でした。
- FC-MOTOの買い方
- 配送状況や関税、使ってみた感想
- サイズ選びの注意点など
今回はFC-MOTOを利用してみた経験をもとに、徹底的に解説をしていきます。
最近ではバイク用品も値上がり幅がヤバイので、少しでも安く買いたい!という方はぜひ参考にご活用くださいね♪
FC-MOTOとは


FC-MOTOは1996年にドイツのアーヘンに設立された大きな企業。
小売り販売のほか、卸売業やオンライン販売なども手掛け、今や世界的にも認知されている通販サイトでもあります。
また2011年には店舗拡大の為に移転するなど、品ぞろえが良いのも魅力の1つ。
(総面積3,500ヘクタールにもなるそうです、びっくり!)
FC-MOTOの魅力



FC-MOTOって安いって聞くんだけど、なぜなんだろう?
怪しいサイトとかではないよね?
もちろん怪しいサイトではありません。
安いと言われるのにはいくつかの理由があるので、以下で解説していきたいと思います。
現地価格で買える
ダイネーゼやアルパインスターズなどの海外メーカー品は、海外で生産しているので当然安く買うことができます。
日本でこれらのブランドを買う場合、輸送料や関税、それから従業員の人件費、店舗の土地代などが含まれているので、かなり高額になってしまいます。
海外の公式HPに掲載されている価格で買うことができる点は非常に魅力的ですよね✨
ちなみにFC-MOTOではAraiやSHOEIなど日本メーカーのヘルメットも販売していますが、日本現地で買うよりも高い値段になっていました。(まあ買う人はいないと思いますが…笑)
VAT(付加価値税)がかからない
VATとは付加価値税のことで、日本でいうところの消費税のようなものです。
EU加盟国にはこれらのVATが課せられており、なんとこの税率「15%~」となっている模様…!
日本の消費税で10%なので、そう考えると相当高い設定ですよね。(しかも上限はないらしい)
EU加盟国でない日本だからこそ安く買えるという利点があるわけです。
割引のクーポンコードがある


もう1つ魅力的なのが割引クーポンがよく発行されていること。
常に10%前後の割引コードがあるので、利用者にとってはとてもありがたいことです。
お会計の際に割引コードを入力するだけになっているので、簡単で利用しやすいのも良いところですね。
品揃えが豊富


FC-MOTOは安いだけではなく、品揃えが豊富で様々なブランドを取り扱いしていることも魅力の1つです。
ダイネーゼ・アルパインスターズ・SPIDI・TCXなど主要な欧州ブランドはもちろんのこと、HelstonsやJohn Doeなど日本だとMotorimoda(モトリモーダ)でしか買えないようなレアアイテムも!
なかなかお目にかかれないような製品もたくさんあるので、掘り出しものを見つけたりするのも楽しいですね。
日本の正規店より早く輸入できる
上記で示した主要欧州ブランドは正規店の他、2りんかん・ライコランド・NAPSなどで購入できますが、いつ入荷してくるか分からないところがデメリット。
1個の製品だけではなくまとめて入荷する場合がほとんどだと思うので、それを待っているのも少しじれったいですよね。
ならば少し手間と時間はかかるものの、自分で輸入した方が”安く早く”購入できます。
FC-MOTO注文の仕方



実際にどうやって注文するんだろう??
ここからは今回買ってみた経験を基に、画像付きで丁寧に解説していきたいと思います。
買い方や操作が分からない方はぜひ参考にしてみてくださいね!


商品を選択したのち希望のカラーとサイズを選択
↓
ステータスが変化するので確認をする
↓
希望の数量を選択してからバスケットへ追加


カートボタンをクリック
↓
割引クーポンがある場合は所定の位置に入力
↓
「使用済みクーポン」のボタンが出てくるのでそれを押す
↓
内容がよければ「チェックアウト▶」のボタンを押す


▼アカウントを持っていない場合はアカウント作成から
- すでにアカウントを持っている場合は「登録した顧客でサインイン」
- 新規で作る場合は「注文としてお客様として登録」
- アカウント作成せずに注文「登録せずに注文」
- Amazonのアカウントを使う場合「Amazonのログイン情報でログイン」
▼続いて住所登録
住所は日本語で書くと現地の方は理解できない可能性があるので、英語で書くのが望ましいです。海外の住所は日本とは逆の順序で書いていくので、その点はご注意くださいね。
- 挨拶 ☞ 様(どちらでも可)を選択
- ファーストネーム ☞ 名前
- ラストネーム ☞ 苗字
- 番地 ☞ 市区町村より後の住所を入力
- 町村 ☞ 市区町村までの住所(e.g. Osaka-shi)
- 郡 ☞ 都道府県(e.g. Osaka-fu)
- 電話 ☞ +81で入力(e.g. +81-80-○○○○-○○○○)


「DHLワールドワイド」を選択
すぐに使いたい場合は「DHL EXPRESS ZONE 8」を選択。
1,500円ほど上乗せの料金になりますが、その分5~7日ほど到着が早まります。
一番下のバルキーグッズは大型の荷物、また丁寧に梱包しないといけないものがある場合はこちらを選択します。
(絵画や割れ物などそういう類のものを運ぶときだと思うので、通常は使う必要ないと思う)


支払いはAmazon・PAYPAL・クレカの4つ。
この中で一番オススメなのはPAYPAL決済。
支払い情報はPAYPALによって保護されるほか、登録しているクレカの番号もFC-MOTOには通知されないようになっているので安心です。
注文もすぐに完了できるみたいなので、まだPAYPALのアカウント登録をされていない方はぜひ試してみてください。


利用規約にチェックを入れる
↓
購入ボタンをクリックするだけでOK
FC-MOTO注文後の追跡



最近の通販サイトは荷物の追跡ができるようになっているけど、FC-MOTOでもその機能はあるの??
もちろんあります。
ただし海外から直接輸入するので、いくつかのサイトを経由して確認しなければなりません。
詳細は後述しますが、荷物の追跡をする場合はFC-MOTO→DHL→日本郵便の順番で確認をします。
FC-MOTO(注文~発送まで)


▲注文~発送までの確認はFC-MOTOのサイトで確認できます。


▲マイ注文をクリック後、注文番号をクリックします。


▲FC-MOTOから発送されると写真のようなステータスになります。
今回は2つ買ったのですが、そのうち1つが出荷までに時間がかかるものだったので、注文してから発送まで5日間かかりました。
DHL(発送~日本へ)
FC-MOTOからDHLへ引き渡されると、次はDHLのサイトで確認をします。
先ほどの写真で黒塗りした部分にDHLのトラッキングコードが記載されているので、そこをクリックします。
ちなみにメールでもトラッキングコードのお知らせが来るので、そちらから入っても大丈夫!


▼コードを入力すると荷物の詳細を知ることができます。


時差の問題もあるのですぐには反映されません。
DHLで詳細な情報を知ることができるのは、破線のあたりまでだと思います。
それ以降も中継地点を通過するたびに反映されますが、すべて「Japan」としか表記されないので、次は日本郵便で荷物の追跡を行います。
日本郵便(日本~自宅へ)
先ほどのDHLの黒塗りした部分には日本郵便のトラッキングURLが添付されているのでそこをクリックします。


▲するとこんな画面が出てきます。
日本に到着してから自宅まではおよそ3日ほどで、反映も割と早い感じでした。
ちゃんと届くのか少し心配でしたが、届いてみれば普通の通販とホントに変わらなかったですね。
注文から14日で到着
●注文日:11/5
●自宅に届いた日:11/19
☞14日で到着!
「10日前後で届いた」というのをよく見かけますが、今回注文したものが出荷まで時間を要する商品だったので、総合的に見ればこんなものではないでしょうか。
繁忙期や年末年始になるともう少しかかりそうかもしれません。



ちなみに箱の状態とか中身は大丈夫なのかな~?
全く問題なかったです、外箱の状態もお見せしますね!
外箱(段ボール)の状態


外箱はこんな感じですね。
今回は大きなものを購入したので、段ボールもかなり大きめです。
綺麗…とまではいかないものの、ボコボコではないし穴が空いたりとかもなかったので、全然許容範囲内でした!
また少し意外だったのが、緩衝材などが入っていなかったこと。
今回注文した商品は衝撃に弱いものではなかったためか、ほぼプチプチなどの緩衝材が入っていませんでした。
日本のサービスに慣れているので「あれっ、入ってないんや。」って思いましたが、よくよく考えるとゴミも出ずエコで良い部分だな~とも感じました!
でもさすがにヘルメットとかを注文したときは付けておいて欲しいですけどね~、どうなんでしょう??
今回買ったもの




今回買ったのはレーシングスーツを運搬するキャリーケースとレーシンググローブの2点。
汚れ・不快なにおい・その他不具合なども一切なく、値札も付いた状態できました。
これらのレビューはまた後日アップしていきたいと思います。
関税等はいくらかかる?



商品代金の他には何が必要?関税の話とか謎すぎてよく分からないんだけど…
商品代金の他に必要とされている主な諸経費は以下の3つ。
- 関税(一部例外あり)
- 通関手数料
- 消費税
とはいえオートバイ用品は関税がかからないので、実際のところ通関手数料と消費税のみとなります。
今回FC-MOTOで買ったときも通関手数料と消費税のみでした!
参考にしたサイト
今回FC-MOTOでかかった諸経費
項目 | 円 |
---|---|
通関手数料 | 200円 |
消費税 | 2,100円 |
合計 | 2,300円 |
日本郵便を経由する場合は郵便物1つにつき200円の通関手数料(取扱い手数料)がかかります。
参考にしたサイト
また消費税は内国消費税(7.8%)と地方消費税(2.2%)に分けられます。
これらの消費税は購入金額の6割(送料は除く)に課せられるので計算してみると
37,050円(購入金額) × 0.6(%) = 22,230円
内国消費税
22,230円 × 0,078(%) = 1,733 ≒ 1,700円
地方消費税
1,700円 × 22/78 = 479円
合計すると…
2,179円 ≒ 2,100円(100円未満切り捨て)
丁寧に計算をしてみるとこんな感じになりました。
要するに課税金額(購入金額の6割)の10%ほどかかるということですね。
参考にしたサイト
例外:関税がかかったケースもあり
オートバイ用品は基本的に無税ですが、過去にMotostorm(モトストーム)という通販サイトで購入したときには、なぜか関税がかかりました。
購入したものと関税額等の内訳は以下の通りです。
- ダイネーゼレザーパンツ:€389
- ダイネーゼレーシングブーツ:€213
- ダイネーゼレーシンググローブ:€131
☞合計€733(日本円で約103,274円)
関税等の内訳
●関税額
3,500円
●消費税額(課税金額の10%)
5,600円
☞合計9,100円
とまあこんな感じで3,500円の関税額が課せられていました。
革製品は簡易税率が適用されないのでそのあたりも調べてみたのですが、どうやっても計算が合わず・・・
海外通販を利用される方は、こういったケースもあるのでご注意ください。
FC-MOTOを使ってみた感想
実際にFC-MOTOを使ってみた感想を書いていきます。
日本で買うよりも断然安い!
今回購入したもの | FC-MOTO | 日本 |
---|---|---|
SPIDI RIDER BAG | 17,581円 | 25,740円 |
DAINESE DRUID 4 GLOVES | 26,007円 | 46,200円 |
合計 | 43,588円 | 71,940円 |
もう見れば一目瞭然ですよね。
しかもこれ割引前の価格なので実際は約37,000円ほどで済みました!
そこに送料を含めて僕が今回支払った金額はたった40,000円です。
日本国内で購入するときより、30,000円も安く買えるのでめちゃくちゃお得だと思いましたね。
思っていたより早く到着した
ウクライナ情勢の問題で少し時間がかかると思っていたものの、到着は意外と早かったです。
今回は出荷までに時間がかかる品物があったので14日かかりましたが、通常であれば10日前後で届くんじゃないかな~と思いました。
このぐらいだったら全然許容範囲なので、また利用してみたいなと思える感じでした。
正規品が送られてくるので安心


写真の通りで正規品が送られてきます。
他の方の記事でも偽物が送られてきたというのは見たことがないので、安心できるポイントですね。
正直ヤフオクやメルカリなどの個人売買でも安く買えますが、よくコピー品を掴まされて失敗したという話も絶えないので、FC-MOTOの方が断然オススメできます。
慣れればお手軽に注文できる
一度利用してみれば「全然簡単やん!」って思うほど。
Amazonや楽天等の通販サイトで買い物をされたことはあっても、海外の通販を利用したことのある人は少ないはず。
僕も過去にMotostormで買い物をしたことがあるぐらいで、その他の海外通販を利用したことはありませんでした。
何か起こるんじゃないか…?と心配していましたが、特に問題もなかったので、心配無用だったなって感じです。
上記でやり方を徹底解説しているので、初めて買い物をする方は参考に活用してみてくださいね。
買い物の満足感はあまりないかも…
僕は普段、現物を見て買うことが多く、通販サイトはあまり利用しません。
理由は現物を見れない不安と納得して買いたいという気持ちがあるからです。
ネット上の写真と色味が違ったり、あまり認知されていない商品だとレビューがなかったりと何かと分からない点があるため、少し不便な点は多いです。
手に取って質感を確認したりとそうしたこともできないので、満足感はあまりなかったですね。(当たり前のことですけどね)
現物を見て買う派の方は店頭に行って買うのをオススメします。
こんな人は使ってみて!
FC-MOTOを利用してみて個人的に感じたポイントをお伝えしていきます。
FC-MOTOを使って得をする人
FC-MOTOは「とにかく安く買いたい!」という方にはオススメできます。
- 現地価格で買える
- VAT(付加価値税)がかからない
- 割引のクーポンコードがある
先ほどの価格の比較表のようにFC-MOTOで買う方が遥かに安いです。
あと消費税と通関手数料を足しても、今回の例で言うと30,000円もお得に買えました!
今後もバイク用品は値上がりする可能性が高いので、この機会にFC-MOTOを使って買い物してみるのも良いですね。
使ったら失敗するかもしれない人
一方で「サイズ感にこだわりたい!」という方にはオススメしません。
過去にMotostormでダイネーゼの製品を買ったことがありますが、見事にサイズ選びを失敗してしまいました。
サイズ感は非常に重要で、これだけは失敗してしまうと取り返しがつかないです。
サイズの合っていないものを使い続けるのは、なかなか不便ですし、いつまでも後悔が残り続けることになります。
なのでそのメーカーを初めて使う・サイズ感をよく知らないという場合にはFC-MOTOをオススメしません。
多少高くても正規取扱店や量販店で買うことをオススメします。
※ちなみにFC-MOTO内にあるサイズチャートは正式なものではなく、各ブランドのオフィシャルサイト内にあるサイズチャートとは少し異なります。
なので買われる方はオフィシャルサイト内のサイズチャートを参考にした方がいいと思います。
【まとめ】海外メーカー品の購入はFC-MOTOで!
今回はFC-MOTOの買い方や配送、関税や使ってみた感想を中心に書いてみました。
海外通販は国内とは勝手が違うので、問題が起こったらどうしよう…なんて思っていましたが、すべて杞憂に終わりました。
慣れてしまえば簡単ですし、もう1度利用してみてもいいかなと思う感じです。
最近はバイク用品も値上がりしていて、ちょっとでも安く買いたい方にはオススメのサービスだと思います。
一方で少しでもサイズ感に疑問を持っているのであれば、FC-MOTO(海外通販等)は利用しない方が良いです。
僕のサイトではダイネーゼのみですがサイズ選びに失敗されないようにサイズ感についての記事をいくつか書いています▼




参考にしていただいても良いのですが、やはり1度は店舗で直接サイズ感を確認していただきたいところ。
(もちろん他メーカーでも同じです)
なのでFC-MOTOなど海外通販を利用したいなと考えている方は
まずは店舗で購入
↓
実際にバイクに乗ってみて着心地を確認
↓
サイズ感が分かってきたらFC-MOTOで購入
あくまでも持論ですが、サイズ感にこだわりを持たれている方はこの流れで買った方が一番失敗は少ないかなと思います。
初めてFC-MOTOを利用する方は、ぜひ参考にご活用くださいませ。
今回はこのあたりで終わりたいと思います。
それでは👋