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HAN
25歳のブロガー。ドゥカティSS939乗り。

バイクギアのレビューを中心に、グルメやバイクの維持費を発信していく個人ブログです。

今年81歳になるカメラマンと共にブログを運営中!

オシャレな革パンツを買うならクシタニのエクスプローラージーンズで決まり!!

皆さんはバイクに乗るとき、どんなパンツを履いていますか??

ジーンズ、カーゴパンツ、革パンツなどなど、たくさんありますよね。

私はツーリングのときは革パンツを履いています。

革パンツってバイクに乗る方でも、そんなに履く機会がないと思うので、「実際のところどうなん??」って思っている方も多いのではないかと思います。

そのあたりも含めて、今回はクシタニのエクスプローラー(以下EXと略称)ジーンズについてレビューをしていきたいと思います。

目次

クシタニのEXジーンズを選んだ理由

レビューに移る前に、数ある革パンツの中でなぜクシタニのEXジーンズだったのか、その理由をお話したいと思います。

私、元々革パンツに対してあまり良いイメージを持っていませんでした。

私の中で革パンツのイメージというと

  • サーキットを走るわけでもないのに格好が大袈裟
  • 全身黒ずくめで全然オシャレに見えない、ダサい
  • 重たそうだし、暑苦しそうだし、動きにくそう

こうしたマイナスのイメージを持っていました。

なので、革パンツだけは選択肢としてはあり得ないと思っていました。

でも「安全性は確保したいしなぁ~」と事故を起こしたときのことも考えて、丈夫なバイク用のパンツを探していました。

そこで出会ったのがクシタニのEXジーンズ☟

最初、見たとき「え、これが革パンツなの??」っていう感じでした。

見た目が全然革パンツに見えなくて、自分の中の革パンツに対してのイメージがめちゃくちゃ変わりました。

実際に購入して履いてみたときは、使いやすいし乗りやすい!といった感じでした。

EXジーンズは現在5種類あって、そのうちの2種類は持っていました。(EXジーンズとEXライドジーンズ)

ですが諸事情で1つは売ってしまったので、今回は1種類だけのレビュー(EXライドジーンズ)になりますが、どこの誰よりも詳しく解説していきたいと思うので、よかったら最後まで見てくださいね。

EXジーンズについて

ここではクシタニが展開する5種類のEXジーンズについて解説していこうと思います。

EX-1216 エクスプローラージーンズ

出典:KUSHITANI JAPAN

一番スタンダードなジーンズです。

余計なステッチが一切入っていないので、シンプルなデザインが特徴的です。

シンプルがゆえにどんなジャケット、どんなバイクにも合います。

形的にはテーパードになっているそうですが、ストレートパンツに近いです。

このパンツのみ2色あり、ブルーとブラックです。

価格:61,600円

EX-1219 エクスプローラーネオジーンズ

出典:KUSHITANI JAPAN

EXジーンズのスキニー版みたいな感じです。

といってもピッタピタ系のスキニーではなく、タイトめに作られたジーンズです。

細いだけあってスリムに見え、ブーツインとの相性も良さそうです。

またこのモデルは太ももと膝部分にステッチがあります。

価格:64,900円

EX-1217R エクスプローラーライドジーンズ

出典:KUSHITANI JAPAN

5種類のモデルの中では一番スポーツ寄りのジーンズです。

主な特徴は2つ。

1つは股上が浅く作られているので、腹部への食い込みが少ない点。

もう1つは膝を曲げやすいように裁断がしてある点。

一番乗りやすさに重点を置いたモデルです。

またこのモデルのみステッチがグレーになっていて、落ち着いた印象が特徴的です。

価格:64,900円

EX-1218 エクスプローラージーンズ(レディース)

出典:KUSHITANI JAPAN

レディースもしっかりと用意してあるのが、クシタニの良いところ。

通常のEXジーンズのレディース版といったところです。

ちなみにカラーはブラックのみ。

価格:61,600円

EX-1216M エクスプローラーメッシュジーンズ

出典:KUSHITANI JAPAN

こちらはEXジーンズのメッシュ版。

通気性が良いので、夏にはピッタリのアイテム。

と言いたいところですが、これを使っている方の話によると、エンジンの排気熱がメッシュ穴を通るので、逆に暑いとのこと。

何かインナーを履いた方が良さそうですね。

価格:61,600円

すべて見ていただいて「何となく良さそうなのは分かったけど、値段が・・・💦」

簡単に出せる金額ではないですよね。

実は値段が高いのは単に「革製品だから」という理由だけではなく、「革の加工方法も特殊だから」こそ高いんです。

クシタニの革は製造特許を持っている

実はクシタニが製造する革は、すべて製造特許を取得されています。

  • プロトコアレザー
  • エグザリートレザー

聞いたことのないと思いますが、クシタニはこの2つの革に特殊な加工を施しています。

その特殊な加工を施すことによって

撥水性と透湿性が高まります。

「え、革やのに?」って思った方もいるかもしれません。

革なのに撥水性と透湿性があるんです!

水が大敵な革製品にとっては革新的な話ですよね。

ということは「雨でも濡れないの??」「汗かいても涼しいの??」

このように思う方はたくさんいらっしゃると思います。

そこのあたりも実際どうなのか、のちほど解説したいと思います。

使ってみて良かったところ

ここからは実際に使ってみて良かったところ・気になったところを解説していきたいと思います。

忠実に自分の思ったことを書いているので、参考にしていただければ幸いです。

とにかく見た目がオシャレ

最初に言っておきますが、あくまで革パンツの中での話です。

革パンツの中で安全性・見た目すべてを満たしているのは、もうこれ以外ないんじゃないかと思うほどです。

革パンツを履くといかにもバイク乗りに見えてしまいますが、これは普段着にも見えてしまうオシャレアイテムです。

またジーンズというとステッチの色は黄色かオレンジだったりしますが、あえてグレーなのもいい点ですね。

さすが、レーシングスーツにファッションという概念を取り込んだクシタニだけのことはあります。

小雨程度の雨ならしのげる

2年経ってもこの撥水力!

先ほど、”撥水性がある”とのお話をさせていただきました。

やはり製造特許を取得されているだけあって、性能は確かだと感じました。

ツーリングの途中で雨がパラついてきたこともありましたが、ちゃんと水を弾いていました。

パンツの中も染みることはなかったので、カッパを着なくても良いのはとても嬉しいポイントでした。

膝パッドが入っているので安心感がある

膝部分にはパッドが入っています。

元々革なので丈夫ですが、膝パッドも入っているとさらに安心です。

素材はEVAという合成樹脂でできており、弾力性と柔軟性に優れていることから、精密機器のケースなんかにも使われているみたい。

何にしても安全なのは良いことですね。

ニーグリップがしやすい

生地表面がザラザラしているので滑らない!

これはEXジーンズだけでなく革パンツ全体に言えることなのですが、ニーグリップがめちゃくちゃしやすいです。

滑りにくいので、下りカーブでブレーキをかけても踏ん張りが効きます。

態勢を崩しにくいのでとても乗りやすくなり、一番効果を実感できるところだと思います。

それほどまでに快適なので、普通のジーンズとかには戻れないぐらいです(笑)

股上が浅く腹部への食い込みが少ない

先ほども書きましたが、このモデルのみ股上が浅く作られています。

バイクに乗っているとパンツがだんだん上がってきて、意外に不快だったりするんですよね。

その点このジーンズはお腹を締め付けるといった感覚はありませんでした。

また股上が浅いことによって、シルエットがすっきり見えるので、スタイリッシュに履きこなしたい方にはおすすめです。

生地に厚みがあるので疲れにくい

長時間のライディングはお尻が痛くなったりします。

これを履けば1時間~1時間半ほどは走り続けられます。

1時間って短く感じるかもしれないですが、1時間ごとに休憩をはさむことが多いと思うので、そんなものかな~と思います。

逆に何時間でもぶっ通しで走り続けられる方は、すごいと思います。

そんなわけで、EXジーンズは疲労軽減にも役立っています。

実は洗濯もできてしまう

これが専用の洗剤

これも意外に思われる点かもしれません。

革製品なのに、洗濯ができるんです!

最初聞いたときは「マジで!?」って思いましたもん(笑)

専用の洗剤を使って洗うと、撥水効果が復活するそう。

世の中、不思議な話があるものですね~。

防風効果が高いので春・秋にはピッタリ

これは言わずもがな、ですね。

革なので風は一切入ってきません。

特に春・秋は朝晩の冷え込みが厳しいので、そうした冷たい風をシャットアウトすることができます。

重みがあるのでパンツがずり上がってこない

ライディング用ではないパンツは、基本的に軽いので、乗っているうちにパンツがずり上がってきます。

気づいたときには、スネが丸出しに・・・なんてこともあります。

その点、EXジーンズは重みがあるので、ずり上がりを防ぐことができます。

おまけに耐熱効果もあるので、足回りのやけど防止にも一役買っています。

使ってみて気になったところ

ここからはEXジーンズを使ってみて気になったところ、微妙だった点について書いていこうと思います。

ただ微妙だったと言っても、革パンツの特性上、仕方のないことばかりなので、あえて言えば・・・という感じで書いています。

真夏はやはり暑い

革なので仕方ないですね(笑)

先ほどの項目で「防風効果あり」とお伝えしましたが、その欠点の部分です。

風が通らないということは、熱がこもりやすいということです。

耐熱性はあるのでエンジンの排気熱から守ることには長けているのですが、中の湿気めいた空気だけはどうしようもありませんでした。

パンツの中が蒸れてしまう

ここが唯一、残念な点だったかな~と思います。

製造特許の話のところで、「透湿性あり」とお伝えさせていただきましたが、効果は実感できませんでした。

季節にもよるのでしょうが、言うほど湿気が外に出ている感じはありませんでした。

革という素材柄、仕方ないですが、表記なくても良かったんじゃないかな~と思います。

大雨はさすがに濡れる

撥水性はあるので小雨は防げます。

しかし大雨は防げません。

雨の中、通勤時に使用したこともありましたが、会社へ着いたころにはビチョビチョで、下着類にも雨が染み込んでいる状態でした。

(だいたい1時間あたり3~4mmの降水量の中を45分間走行)

走る距離にも寄りますが、あくまで一時しのぎ的な感じで、撥水効果に全頼りすることは不可能でした。

革パンツ自体が重たいので歩きにくい

歩きやすさは通常のジーンズにはかなわない

初めて革パンツを手に取ってみると、「想像してたのより重い!」と感じると思います。

いわゆる「バイクに乗る」=”ライディング”が趣味の方はおすすめできますが、=”あちこち行って食べ歩いて、散策をしたい!”といった方にはおすすめはできないです。

ほんとに疲れますし、階段なんか地獄です。

どちらも趣味の方は、着替えを持って行った方が良さそうです。

中のメッシュインナーが邪魔で脱ぎにくい

エクスプローラージーンズの中にはメッシュのインナーが縫い付けてあります。

これのおかげで肌に張り付かないという点はすごく良いのですが、問題が1つ。

脛のあたりまでしか長さがなく、しかもすべて縫い付けてあるわけではないので脱ぐときに毎回引っかかってくるんですよね。

なのでジーンズの上から中のインナーも一緒に抑えて脱がないと、縫製が破れてしまいます。

(僕は思いっきり脱いでしまったため片方の縫製が破れてしまいました笑)

どうせならきちんと縫い付けておいて欲しかったな~と思う部分でした。

割と色落ちが早い(気がする)

2年目でこれ。かなり薄くなっています…

1,2年は持つのかな~と勝手に思っていたのですが、数か月後には「あれ、薄くなってない??」と感じました。

劇的に落ちてるな~と感じるまでではないですが、ちょっと落ちてるな~ぐらいです。

神経質な方でなければ大丈夫だと思います。

(最終的にはグレー色になるそう…)

ちなみに色落ちしても再染色(有料)のサービスがあるので、使いきったら終わり!ではないです。

まとめ ~ガッツリ決めない革パンツ、それがEXジーンズ~

今回はクシタニのEXジーンズについてのレビューでした。

ライディング用の革パンツの中で、ここまで見た目を追求しているのは、これ以外ないんじゃないかと思います。

もちろん好みはありますが、誰もが履きやすいよう、ジーンズテイストに仕上げたのは、さすがとしか言いようがないです。

値段もそれなりの価格はしますが、それ以上のメリットがあるので、買って損はしないと思います。

見た目もそうですが、機能面もしっかりと作り込んであるので、私服のパンツと比べてみればすぐに分かります。

全然違いますし、何より乗りやすくなります。

また洗えるので、長期的な目線で見ればお財布にも優しいパンツと言えそうですね。

流行に関係なく良いものを一生使いたい!このような考えをお持ちの方には、ぜひおすすめしたい製品です。

今回はこの辺りで終わりたいと思います。

それでは👋

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